誰よりも君を想う

本当に想ってる人は君でした。

放課後。


「愛菜、デート行こう」



私は、チラリ、と夕をみた。



鞄に教科書を仕舞い、立ち上がるとこだった。



なにか言わなきゃ。



これじゃまた…………



「待って夕!!!


私なにか大切なこと無くしてるんでしょう?


夕も、光もそれを知ってるんでしょう?



………教えてよ夕。」


このままじゃ、前に進めない。 


分からないだけじゃ、ダメなの。



< 53 / 104 >

この作品をシェア

pagetop