誰よりも君を想う
「大変です、先生!!!



光くんが!!!」



機械は狂った様に警告音が鳴る。



なんだ………?




俺はドアノブを離した。




穏やかになる機械。




そして、ドアノブをまた掴んだ。



続けざまに、鳴る警告音。




「お前、俺を死なせる気か?」





「あーあ、バレちゃった。



後、もうちょいだったのに。



あたし、一人じゃ寂しいしあんたタイプだし連れていきたかったな」




コイツ…………。



俺はキッ、と女を睨んだ。





 
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