笑顔だけが可愛い。
 お礼を言う。彼氏がいないことも分かったし、名前も分かった。かなりの収穫だ。



「えっと、なんかごめんなさい…」



 千晴もなんか謝ってるし、何があったのかわかんないけど、とにかく俺のせいだから助けてあげよう。罪悪感が残る。



「千晴?送ってもらえたよ」
「良かったね。これで学校に行ける…」



 疲れてる…。外面(笑顔)がはがれかけてるし、そろそろお暇しようか。
 そう思った時、瑞希さんのスマホを眺めてた友達が声をあげた。




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