Dark Light
何て考えて歩いていると、





「ねぇ、キミ一人なの?

俺と一緒に遊ばない?」





不意に肩に手が置かれたと思ったら、後ろからそんな声が聞こえた。






振り向くと鼻から口にチェーンがついている蛇目の男。






うわ、当たりじゃん。なんて言った時見えた舌は真ん中で割れてるスプリットタン。






今時、趣味悪。






「……。」






私は肩に置かれたままの手を払ってまた歩き始める。






「ちょっと~?無視は良くないよね?」






なんて、私の目の前に回ってきた男。






どうして、私にそれをきく義務があるの?







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