Dark Light
もしかして、と思って振り向いて見るけど。






「うわっ!当たりじゃん。」






昨日のチェーン男とは違うやつだった。






「……何か?」






然程、興味の無い声で返す。






「俺と一緒に来てよ。

良い場所、教えてあげるからさ。」







そう言って私の腕を掴み、乱暴に連れて行こうとする。







「離して。」






私は引っ張られる方向と逆に身体を倒して、抵抗する。






「いいから、来いよ!」






男がそう叫んだ時。






『きゃぁ~~~~っ!』





耳をつんざくような女子の黄色い悲鳴。





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