Dark Light
「んあ?だから、いつもんとこだよ。」






私から離れてクイッと顎をやる玲夜。






その方向には1階唯一の部屋がある。







「はぁ、まだ出てきてねぇのかよ。

てか、自室ですんの嫌なのは分かるけどさ。」








「あそこはメンバー共有の仮眠室だろ。」と呆れたように呟く冠城さん。





というよりも、






「……冠城さん。

腕、痛いのでこれ置いても良いですか。」








私の腕はビリビリと痺れはじめていて、
きっとこの袋を下ろしたら腕はミミズ状に赤くなってるだろう。








「あー!ごめんね!こっちこっち!

てか、泉って呼んでよ。天使ちゃん?」









語尾にハートをつけながら、キッチンらしき場所に袋を下ろし、私のも受け取ってくれる。









案の定、私の腕はミミズ状に赤かった。







これくらいなら直ぐなおるか。








「どうすんの?京がこもってどれくらい?」







「もう2時間くらいじゃん?」






「はぁ?マジかよ…。あいつ、人間だったよな?」









なんて、変な会話を始める二人。







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