Dark Light
ていうか私、何でこの人たちとこんなに関わってるの。






バイト以外でこんなに人と関わったのいつぶり?








そんな事を考えながら、静かに空いている玲夜の隣の椅子に座る。








「ん?仁那、お前も食うか?」








私が隣に来たのに気づいた玲夜は唐揚げ弁当を私に少し寄せる。









「大丈夫。お腹空いてないから。」








寄せられた弁当を玲夜の前へと戻す。









「そうか。…お前、細すぎんだからちゃんと食えよ。」









そう言ってからまた残りの弁当を食べ始めた玲夜。










「天使ちゃんは夜ご飯食べたの?

ずっとバイトしてたんでしょ?」









口の中にハンバーグを一欠け放り投げて、泉さんが私に問う。








「バイト先の店長が、いつもおにぎりくれるから。

休憩時間に控え室で食べてる。」










そう答えると「ふーん。」と(自分で聞いたくせに)興味無さげな声を出して、また弁当を食べだす。






と思ったら、口に運んだ箸を止めて泉さんは私を凝視する。




首をかしげると泉さんは、あの目の笑っていない笑顔を少し見せて、







「敬語は?」







と。







私はそんな笑顔は気にせずに至って普通に







「昨日、助けてもらったお礼は、さっきの荷物持ちで終わったから。」







「だから、敬語も終わり。」と答えた。









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