Dark Light
玲夜も泉さんも…藤條さんも。






でも、思うことはあっても何も言おうとはしない。


3人とも。





私が何て返すか様子を伺ってるみたい。






期待なんてされる義理はない。







「ねぇ、聞いてるの?」






グラマラスなお姉さんは、さっきまでが嘘のような威圧的なしゃべり方。







威圧かけるのは、その胸だけにしてほしい。








「……別に、調子に乗るようなことは何もない。

それに私は、道具じゃない…あなたと違って。

だから、利用もされない。

私は、私が思うように行動するの。」









そう言い放った私にこの場の全員が目の色を変えたのが分かった。









女の人たちからは、敵視する様な鋭い視線。








男の人たちは、好奇心の様な視線。








3人からは、どこか見透かされていたような視線。










私はそれを気にする素振りなんて見せずに「あ……」ともらす。









「あと、普通に話せるんだ。

私は、そっちの方が良いと思う。」










と告げておいた。









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