Dark Light
『………………。』





「イヤイヤイヤ!違うだろ!

お前、その髪!」





急に大声を出した玲夜に驚きつつ、その言葉の先を聞く。






「そ、、染めたのか?」





……それだけ?





「これは、地毛。
……ほら、傷んでないでしょ。」





そう言いながらウィッグをとって、金の髪を見せる。






「ほぉ~、綺麗な色だな。」





そう言いながら、私の髪に指を通す。





「あ~だからだね。

天使ちゃんの髪、光沢が偽物っぽかった。」







そう言って、泉さんも私の髪を凝視している。







「そういえば……さっきから思ってたんだけど、もしかしてお前…目悪いか?」







と、玲夜が聞いてくる。






「……?両目とも1.2だけど…。何で。」






「じゃあ……それ、カラコンか?」






と私の瞳を覗く。






あー、そっちもバレてたか。






「そうだよ……。」





そう言って、皆から顔を背けカラコンもとった。







そして、振り向く。







『…………………。』







倉庫内が今日一番、静かになる。








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