Dark Light
そう思って、周りを見回しても時計や時間が分かるものは置いてない。




携帯も鞄の中で、その鞄も1階にあるから……。




私は渋々、携帯を使っている彼に聞くことにする。




「今……何時?」




そう聞くと1度私をチラッと見て、携帯のディスプレイを見る。





「……14時半前だ。」





……嘘でしょ。




確か今日は、17時からバイトだから……




この時間は伯母さん居ないはずだから、帰ってお風呂入って、着替えて……





あ、バイクはバ先のガレージだから歩きだし、ここからも家まで歩きだし、ていうかここから歩いてどれくらいに家があるの?






ほら、やっぱり。






人と関わるとろくな事がない。




とりあえず、急ごう。





「ありがとう。」






それだけ言って、多分なんの用があるのか聞こうとしてた彼を置いて部屋を出た。







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