美しく優しいお姫様は探偵で
「してません! だいたい、どうして私が……!」
「状況からしてお前しかありえないから、疑われてるんだよ」
この声……!
「小宮先輩!?」
「久しぶり、東雲。まさかこんな形で再会するとは思ってなかったけどな」
女刑事さんの後ろにいたのは、初恋相手の小宮先輩だった。
薄暗くて気付かなかった……
それにしても、先輩、全然変わってない。
でもなんか……
スーツのせいか、ちょっと違和感があるような……
ないような。