社会は私に死ねと
これは何かの因縁なのか。

ネムは高校卒業と同時に社会から見放されてしまったのだ。

社会ー


ネムは考えれば考えるほどわからなくなった。

とりあえず、今の自分の現状を羨ましいと言われたことに少し腹が立ち、ネムはサイへ向けてこう言った。

「あんた、私のどこが羨ましいわけ!?こんな病気持ちで引きこもりで底辺の私のどこが・・・ふざけるのもいい加減にしろ!」

ネムは自分が言い終わってからはっとした。

それは、予想以上に声を張り上げて喋ってしまったからだ。

今のネムには感情の抑えがうまくできなかった。
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