社会は私に死ねと
ネムは駅でサイト別れてから一人とぼとぼと帰宅した。

「あー!お姉ちゃん、おそーい!もうご飯できてるよー!」

帰宅すると、すでに夕食の準備か整っていた。

サイと再会して帰るのがすっかり遅くなってしまった。

「ごめん、お母さん。少し寄り道してて・・・」

ネムは今すぐにご飯を食べようと、とりあえずリュックをリビングの床に置き、自分のご飯をよそおうとした。

すると母がこう言った。

「あんた、寄り道する気力があるのなら、もう家に引き込もってないで、何かバイトでもしてくれたら・・・」

それを聞いて、ネムは手に持っていたしゃもじを落としてしまった。
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