気持ちいい恋、始めませんか?
「おい、お前、忘れてない?」
「ほっ?何をですか?」



想いが通じ合った喜びに浸っていると、またまた不機嫌な顔をした高遠さんにオデコを叩かれた。


「ひでぇな。どうしてくれんの。コレ」


とまたまた存在をアピールされる。


「えっ、う、あの..」
「まぁいいや、いただきます」
「えっ?うにゃんっ」


いただきますという言葉通りに首に噛みつかれる。
抗議の目を見せると、イタズラに笑った高遠さんは唇に何度もキスを落として
手は身体中をはう。


高遠さんの手は、私の気持ち良いところを全部知っていると言わんばかりに動くから、あっという間に高みに連れていかれる。


何だろう。
やっぱり気持ちいい。
昨夜より全然気持ちいい。


高遠さんもそう感じてくれるといいな。
そんなことを考えながら、私の上で揺れている彼に手を伸ばす。


「...気持ちいいか?」
「...はい、すごく...」
「...オレも、すごく気持ちいい」


身体中の奥から痺れる感じがした。


< 14 / 17 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop