恋のカタチ
「…あ、えと、私もしっかり説明してなかったね。ごめん」



恥ずかしくて私は下を向いてペコッと宮村くんに謝る。



……ずるいよ、宮村くん。



そんな顔するなんて、反則だ。



「いや、ちゃんと聞かなかった俺も悪いから。……うわ、顔あちー」




ぎこちなく会話をしてお互いに顔をパタパタと仰ぐ。



ちらっと顔を上げて宮村くんの顔を見るとまだ少し顔が赤くて、その姿にドキドキしてしまう。




……まあ、私の方が宮村くんよりも2倍くらい顔が赤いけどね。


< 100 / 145 >

この作品をシェア

pagetop