恋のカタチ
「姉ちゃん髪の毛アレンジしてあげようか?」


ひょこっと私の部屋に顔をのぞかせた幸人がクシを持って私に聞いてきた。


「え、なに幸人そんなことできるの?」



幸人が髪のアレンジが得意なんて初耳なんだけど。



「ちょっとだけな。んでやるの、やらないの?」


「やってください!」


「はい、じゃあ座って」


幸人にそう言われ、私は近くにあった椅子に座る。



「じゃあ後は幸人よろしくね〜」



そんな私と幸人を見てお母さんは笑顔で私の部屋を出ていった。


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