恋のカタチ
……なんか、前から思ってたけど、


「宮村くんってボディータッチ多いよね」


こうやって頭撫でてきたり、なんか慣れてる感じがしてる気がする。



「え、まじで？これが俺の普通なのに」



それは、ちょっとやばいよ。



無意識で、これは駄目だよ。


「勘違いしちゃう女子がいるから、気をつけてね」



ましてやこんなにもかっこいい宮村くんにボディータッチされたら確実に勘違いしてしまう。




「…ああ、そっか。ごめん」


そう言って私の頭から手を離そうとする宮村くんの手を掴んで。



「…でも、私は勘違いしたいから。撫でてくれたままでいいです」



「……ふっ」



そう言った私をしばらく固まったまま見ていた宮村くんは少ししてから華麗に吹き出した。
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