Home run[仮]
「梓、涼真かわいそうだし…野球部見学だけでもいってみる?」
「見学かあ、でも私野球全然わからないからな〜…」
「全然大丈夫!オールオッケーだよ!来てくれるだけで嬉しいよ!な、拓斗」
「おう、興味もってくれたら嬉しい」
と、拓斗くんは笑顔で言った。
拓斗くん初めて笑いかけてくれた…かも
いつもの無口な拓斗くんからは、想像がつかない太陽のような笑顔にドキッとした自分がいたが、
この時は普段の無口な彼とのギャップに驚いただけだろうと思ってた。
そして葵と相談して明日の放課後、野球部に見学に行くことにした。