Home run[仮]
2人で話しながら校舎へと向かう。
下駄箱の前にホワイトボードが出され、そこにクラス分けの表が貼ってあった。
「ね!ちょっと!梓と同じクラス!」
「え?ほんとだ!やった、良かった〜
また私のお世話よろしくね葵!」
「まったく、しょうがないから引き受けてあげる」
「ふふっ」
いつもしっかり者の葵は、私の姉的存在になりつつある。
クラスへ向かうと荷物をロッカーに置いてすぐに入学式が行われる体育館へ向かった。