それでも、好きなの。






「何が俺のせいなん?」



「……へ?」



「…聞こえたから。」



「別に何でもないよ。」




やっば―い!!!
すでに和哉の顔怖いよ~!



「なぁ、言えや。」




えっと、えっと…えぇっと!!



「き、昨日居残りして…せっ先生に嫌み言われて、元気なかっただけ。」




嘘だらけだけど、まぁいいよね…?




「…ッなんやっしょーもな。」






そう笑い出した和哉。
よかったぁ…。















×××××××××






「ねぇ菜々…?」



「ん?立石が好きって?」



えっ、えっ…


「エスパー!!!?」



みんな…私の中見すぎだよ!!!



「…突っ込む気にもならない。
私にわからない事なんてないのよ!」




すげ―菜々子師匠って呼びたいな…



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