それでも、好きなの。
「…ねぇ、今日から一緒に帰ろ?」
「おぅっ」
「隣歩いていいんだよね、私…」
「あほかっ。…当たり前やろ、ぼけ。」
ついでに手も繋ごな。
そう私の耳元で呟いたあなたの顔は真っ赤だった。
つられて私まで赤くなる。
「ほな、教室帰ろか。」
「うんっ」
あなたの隣に言ったら手を繋がれた。
「ちょっ教室だよ?」
「だって"帰る"時やろ?」
こんなバカな奴だけど、
「俺のもんやってわからさなな?」
「バカ…////」
「また赤なった!」
ちょっと(?)意地悪だけど、
「ま、手繋ぐだけで俺心臓やばいけどな」
「私も…。」
それでも、大好きなんだ。
end