それでも、好きなの。
「はぁ。」
ため息をひとつ。
先生が前で一生懸命説明している。
でもね?5時間目はね?
お昼ご飯を食べてお腹いっぱい。
ぽかぽかな丁度いい日差し…
眠気がありえないくらい襲ってくるんですよ!!!
だから私悪くないよ。
そう思いながら寝ようとすると…
なんか…隣に違和感を感じる…
ちろりと立石君を見てみると…
また、うずくまって震えている。
「…立石君?どしたの?」
すると立石君は顔をあげて
あたしの方を見た。
なぜかどきっと胸が鳴る。
「…声、でてた。」
「え…?」
声…でてた。なんの?
今あたし何考えてたかな…?
「…"5時間目、眠い"みたいなヤツ」
「ふぇ!?ぜ、全部?」
うなずく立石君。
かぁぁぁっと顔が熱くなるのがわかった。
あぁ、穴があったら入りたい。
うんまさに今が使い時だねっ
しかも立石君また震えてるし。
意外と笑い上戸なんだね…