あの日キミと
中西晴って言う男

また1日が始まる

今日は穏やかであって欲しいと願いながら

玄関のドアをあける

最近では

日常化してきた

出迎え

今日の担当は中西晴だった

私は今だにこの人を好きになれない

裏の顔を持ってそうだから

「今日はよろしくお願いします」

「おっけ〜、ほんじゃ〜行こっか〜」

「はい」

私は黙ってバイクの後ろに乗る

私が腰を掴むと少し強ばる体

私の憶測だけど

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