かわいい後輩くん
最近すごく後輩くんが冷たい。
頭撫でてもやめろよって言って払い除けるし、手、繋ごって言ってもそっぽ向いちゃう。一応付き合ってるんだけどな…。
前までは好きって言いながらついてきてくれたのにな。なんか寂しい。
もしかして、付き合ってるって思ってるの私だけ…?ただのストーカーと一緒なのかな……?
今日も一緒に帰ってるけど(ついていってるだけ?)、1メートルくらい距離を開けられてる。追い付こうとしても逃げてくし。しかもずっと逃げられてるって思うと傷つく…。
でもこれ以上嫌われたくないっ……。
後ろから話しかけた。
「振り向かなくていいからそのまま聞いて…。私これ以上しつこくしないから…!だから、嫌いってだけは言わないでっ…ほしい……」
それから暫く話さなかったし触ったりもしなかった。勿論一緒に帰ったりもしなかった。
ある日、後輩くんから手紙を渡された。なにも言わずに。
「帰り、校門で待ってる」
そう書いてあった。私がいない方が平和だってことに気付いたとか言われたらどうしようって思う反面、自分のために手紙を書いてくれたってことにめっちゃキュンキュンしてた。
こんなときでもキュンキュンしちゃうんだから、やっぱ私、後輩ちゃんのこと大好きなんだぁ。改めて感じた。
校門に行くと女の子と居た。彼女ができちゃったんだ……。すごくショックだった。なんだかんだ言ってまた前みたいに戻れるんじゃないかって期待もしちゃってたから。
スッて通り過ぎようとした。
「先輩。手紙読んでくれてないの。」
腕を掴まれながら言われた。
そこで彼女らしき子は「じゃーねー!」と言いながら去っていった。
「ごめん、彼女ができちゃったって言う報告は聞きたくない。多分おめでとうって言えないからっ……。」
「……」
後輩くんは黙った。
そして、意味がよくわかんないと言う顔をした。
「は?彼女?……ああ!今の子?俺のクラスの委員長だよ。今日忘れた提出物ちゃんと明日は出せって言われただけ。……だから付き合ってないよ。」
「じゃあなんで今日呼んだの!?」
彼女じゃないってことが分かって嬉しいはずなのに喜ぶより先に聞いちゃった。
「ちょっと言うことがあったから。」
「……先輩が、頭撫でてくれるの好き。手も繋いで欲しい。先輩が好き。触ってくれる先輩の手も好き。だからもっと俺のこと触ってよ。」
かわいすぎかよぉぉぉぉ!!!
最初はこれしか思い浮かばなかった。
そのあと我に帰った。「かわいっ…」っていいかけたけども。
「じゃあ……前と同じようにしててもいいの……?」
恐る恐る聞いた。
こくんと頷く後輩ちゃん。照れてて顔は真っ赤っかだし、顔の向きは向こう向いてるけど。手で顔、隠してるし
今日はこのまま一緒に帰ることにした。
帰りながら、一番聞きたかったことを聞いてみた。
「でもなんでこないだは冷たかったの……?」
後輩くんは暫くして答えた。
「…………素直になれる年頃じゃないだよ!」
またもや真っ赤っか。
そんな後輩くんもすごくかわいい……。
頭撫でてもやめろよって言って払い除けるし、手、繋ごって言ってもそっぽ向いちゃう。一応付き合ってるんだけどな…。
前までは好きって言いながらついてきてくれたのにな。なんか寂しい。
もしかして、付き合ってるって思ってるの私だけ…?ただのストーカーと一緒なのかな……?
今日も一緒に帰ってるけど(ついていってるだけ?)、1メートルくらい距離を開けられてる。追い付こうとしても逃げてくし。しかもずっと逃げられてるって思うと傷つく…。
でもこれ以上嫌われたくないっ……。
後ろから話しかけた。
「振り向かなくていいからそのまま聞いて…。私これ以上しつこくしないから…!だから、嫌いってだけは言わないでっ…ほしい……」
それから暫く話さなかったし触ったりもしなかった。勿論一緒に帰ったりもしなかった。
ある日、後輩くんから手紙を渡された。なにも言わずに。
「帰り、校門で待ってる」
そう書いてあった。私がいない方が平和だってことに気付いたとか言われたらどうしようって思う反面、自分のために手紙を書いてくれたってことにめっちゃキュンキュンしてた。
こんなときでもキュンキュンしちゃうんだから、やっぱ私、後輩ちゃんのこと大好きなんだぁ。改めて感じた。
校門に行くと女の子と居た。彼女ができちゃったんだ……。すごくショックだった。なんだかんだ言ってまた前みたいに戻れるんじゃないかって期待もしちゃってたから。
スッて通り過ぎようとした。
「先輩。手紙読んでくれてないの。」
腕を掴まれながら言われた。
そこで彼女らしき子は「じゃーねー!」と言いながら去っていった。
「ごめん、彼女ができちゃったって言う報告は聞きたくない。多分おめでとうって言えないからっ……。」
「……」
後輩くんは黙った。
そして、意味がよくわかんないと言う顔をした。
「は?彼女?……ああ!今の子?俺のクラスの委員長だよ。今日忘れた提出物ちゃんと明日は出せって言われただけ。……だから付き合ってないよ。」
「じゃあなんで今日呼んだの!?」
彼女じゃないってことが分かって嬉しいはずなのに喜ぶより先に聞いちゃった。
「ちょっと言うことがあったから。」
「……先輩が、頭撫でてくれるの好き。手も繋いで欲しい。先輩が好き。触ってくれる先輩の手も好き。だからもっと俺のこと触ってよ。」
かわいすぎかよぉぉぉぉ!!!
最初はこれしか思い浮かばなかった。
そのあと我に帰った。「かわいっ…」っていいかけたけども。
「じゃあ……前と同じようにしててもいいの……?」
恐る恐る聞いた。
こくんと頷く後輩ちゃん。照れてて顔は真っ赤っかだし、顔の向きは向こう向いてるけど。手で顔、隠してるし
今日はこのまま一緒に帰ることにした。
帰りながら、一番聞きたかったことを聞いてみた。
「でもなんでこないだは冷たかったの……?」
後輩くんは暫くして答えた。
「…………素直になれる年頃じゃないだよ!」
またもや真っ赤っか。
そんな後輩くんもすごくかわいい……。