異世界にて、ファッション革命起こします!!
正式な婚約者になったので、最近では二人でお忍びで城下町へとデートにも出掛けた。
街で有名なカフェでお茶とケーキを食べたり。
可愛らしい雑貨屋さんを覗いたり。
素敵な生地を見つけたら、それを買ったり。
その時に寄った宝石のお店で私はジュールからネックレスをプレゼントされた。
前に貰ったブローチ以上に常に身につけておけるので、最近はそのネックレスを身に付けていることが多い。
それを目敏く気付いたエリーザにはツッコまれ、家族は微笑ましく見守ってくれる。
幸せに日々を積み重ねていた。
今日は冬に差し掛かっているが暖かな日が降り注ぐ日だった。
我が家のサロンでジュールと、二人お茶をする。
「モネ、新年の挨拶行事の後は王宮に泊まっていかないか?その日は新年を祝して城から花火を上げるんだよ」
そう教えてくれるジュールに私は
「花火!きっと綺麗ね。見たいわ」
「そう言うと思ってたよ。だからシュヴァイネル侯爵にも許可を得ているし、家の両親も許可しているからその日はそのまま王宮に泊まると良いよ」
そうして、新年の謁見の後は私は王宮に泊まることになった。
そこそこ、漸進的な母親たちの事をすっかり忘れて…