異世界にて、ファッション革命起こします!!

だって、触れる指先も優しく落とされるキスも私は心地好くて、ジュールとの触れ合いはドキドキするけど安心するという、相反するような気持ちになる。


でも、それは決して嫌ではない。
最近では、私自身もジュールに甘える様になっていた。

ドキドキするけど、心地好い。

愛しい人の腕の中に居られる事は幸せであると感じている。

抱き締めて、キスをして見つめ合うその視線は互いに愛しさを纏っている。


「ジュール、愛してる」

額に口付けて耳元で囁けば

「もちろん、僕もモネを愛してるよ」

と囁き、私たちは口付けを交わす。


そこに


『ドーン』


という大きな音とともに綺麗な花火が上がる。

窓から見える花火をしばし、二人で眺める。


「綺麗…」

「モネの方がずっと綺麗だけど?」

そんな言葉に私は頬を赤らめて、答える。


「もう!大好き!来年も一緒に見たいわ」

「そうだね、来年も一緒に見よう」


そうして、私達は花火に照らされながらも再びキスを交わすのだった。

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