異世界にて、ファッション革命起こします!!
優しく微笑むイライザさんに、私は答えた。
「私の名前はモネです。今日からお世話になります」
そう言って私はペコッとお辞儀をした。
「モネちゃんね。よろしくね?可愛くて良い子だわ」
そういうと、先に歩き出したイライザさん。
「早くいらっしゃい。この時間はリアムは執務室で領地の仕事をしてるわ」
そうして広く豪華なシュヴァイネル家の家の中を移動して、たどり着いた執務室にはデジャビュな感じの大柄な体躯で屈託なく笑い、イライザさんをとろけるような瞳で見つめるワイルドイケメンがいた。
イライザさんのお陰で柔らかいけど、これ騎士団長と同類の感じだ!
そして、シャノンさんは私のことを紹介してくれた。
「父上、この子は神秘の森の前で保護した娘で、名前はモネと言います。彼女は神と取引をしてこの世界に来た異世界人だと言います。このまま神殿が出てくると神と取引したことができなくなる恐れがあるため、話を聞いたコンラード団長と話し合った結果、家で庇護すべしとなりましたので連れてきました」
さらっとした説明だけど、ほぼそのままなので私は、気にせずそれを聞いていた。
「ふむ、してモネよ。この世界に来た取引内容はなんなのだ?」
その問いかけに、とうとう私は爆発するかのごとく語りだした。