異世界にて、ファッション革命起こします!!
「この世界の神様は言いました。この世界の人々は皆、見目麗しく美形だと。なのに、それなのに、悲しい位に着飾るセンスが皆無だと!この世界の服装を変えてくれと言われました!」
声高に言うと
「着飾るセンス??」
皆、よく分かってない…。
この残念が当たり前だからなの?
そうなの?
もう、こうなれば!!
「リアムさん!少々イライザさんをお借りしても!?」
勢い込む私に
「あぁ、イライザが問題ないならば…」
「私は大丈夫ですよ。モネ、行きましょうか。しばし失礼しますわね」
そうして、執務室近くのお部屋に入ると私は持っていたカバンから、もうすぐ完成のイブニングドレスを取り出した。
そのサイズ感はまさにイライザさんサイズ。
これを着せて今のドレスと比較して如何にこの世界の服装が残念かを教えるのだ。
視覚効果が1番手っ取り早い。
「イライザさん、この服着てみてくれませんか?」
そうして見せた服にイライザさんは目を輝かせた。
「こんなに素敵で綺麗な服は見た事がないわ!着ていいの?」
「はい!これを着て皆に見てもらうのが1番手っ取り早いし、わかりやすいと思いまして」
私の言葉にイライザさんも、同意してくれて私の作っていた服を着てくれた。
それはもう、息を呑む美しさで!
グッジョブ私!!と言う感じだった。