異世界にて、ファッション革命起こします!!
着替えて執務室に戻ったイライザさんを見て三人とも目を見開いて口までポカーンしている。
こちらの服は随時ゆったりな物ばかりで何処も彼処も作りが直線的なのだ。
悪く例えるならゴムが入ってないスモックみたいな物である。
絞られてるのはウエストぐらいというゆるっゆるのシルエットだった。
そんな服から、体に沿ったシルエットとラインが綺麗に出るイブニングドレス。
更に飾りなども付いてキラキラしたドレスは初めて見るらしく驚きをもたらしたらしい。
「イライザ!!とても美しい!普段も美しいが、美しさが際立っているよ!」
リアムさんがそれは嬉しそうに、イライザさんを抱き上げてる。
しかも、片腕抱っこだ!
この感じ私は二次元でしか見た事ないよ!
リアル片腕抱っこ、凄い!
何この破壊力。
ワイルドイケメンが小柄美人抱えてるとか絵になる!
めっちゃ絵になる!
イケメンの服装が残念なままだけども!!
「リアムさん、正装ってどんな感じですか?」
「あぁ、リュカの騎士服の色違いに飾緒が着いてるくらいかな?」
なに?!この残念シルエットでイライザさんのドレスと並ぶとか許せん!
「皆さんの騎士服も作ってもいいですか!?」
「構わんが、モネ一人じゃ大変だろうからお針子を紹介しよう。うちのお抱えのが居るからな」
「ありがとうございます!!」
こうして、私の異世界ファッション改革が始まったのだった。