異世界にて、ファッション革命起こします!!
そんな訳で、ここに来て翌日から昨日までの三日でありったけの在庫から合うものを探して、シュヴァイネル家の三人の騎士服とイライザさんとシャノンさんのデイドレスを作りまくった。
フリルやレースや、パフスリーブ。
パニエも作ったりしてとっても楽しかった。
もう、思う存分可愛いと綺麗を体現すべくサクサクとパターンを引いては裁断して、ドンドンと縫っていった。
それを助けてくれたのはこの三日ですっかり意気投合したシュヴァイネル家のメイド兼お針子の三人だ。
「モネさん!これはこの感じで縫い進めていいかい?」
そう聞いてきたのはお針子さんの中では年長者のアガタさん。
二児の母で、旦那さんはこの家の庭師だ。
「うん、その感じでそのまま縫い進めて仕上げちゃって!」
「あいよ!」
そんな、やり取りの次に声が掛かる
「モネさん!こっち仕上がりました!確認してください!」
「ハイハイ!今行くよ!」
マノンさんは、レース編みの達人。
彼女には装飾用レースを編んでもらっている。
とても早くて、繊細なレースを綺麗に編んでくれる。
素晴らしい手先の持ち主だ。
「マノンさん!とっても綺麗よ!ありがとうございます!早速これ、衿元と袖口に使うわ!」
「では、次のに取り掛かります!」
「お願いします!」