異世界にて、ファッション革命起こします!!
今日のシャノンさんは深い青色のデイドレス。
「この服はね、モネが作ったんだよ?来週にモネのお披露目パーティーがあるでしょう?それはゼアンのお披露目でもあるんだよ。ゼアンはシュヴァイネル家の私の次の跡継ぎだからね。その為にモネがゼアンにも父様にも素敵な服を作ってくれるから」
そう、今回は私の養子縁組と孫であるゼアン君のお披露目のパーティーでもあるのだ。
七五三みたいなものは無いけれど、やはり大体五歳くらいになると次の跡継ぎとして顔を周知する為にパーティーを開くらしい。
今回は私と合同となったのは、私が増えたから。
元々はゼアン君のお披露目会だったので、私が追加された形だ。
「この服をモネお姉ちゃんが作ったの?」
お母様であるシャノンさんのドレスを見ながら、驚いた顔してくれるゼアン君。
「そうよ!ゼアン君とビアゴさんにも素敵な服を作るからね!」
ドーンと胸を叩いて、やる気いっぱいな姿を見せる。
まぁ、今の私はエプロンドレスに腕にはまち針の針山付けて布計りを持っている、物凄い勢いでお針子さんモードである。
「さぁ、採寸しましょう!!」
美形に天使の採寸。
新たな服を作れる事に、もはや楽しみで仕方ない私は鼻歌交じりである。
「モネさんは、ちょっと変わっているね?」
「モネの服作りは職人技だけれど、もはや趣味だから。まわりを着飾らせることに楽しみを見出してるみたいで…」