異世界にて、ファッション革命起こします!!
その後、思考回路の復活から私は神様を問い詰めだした。
「君の世界とは私の世界は違うってどういう事なの?!そこでファッション革命起こしてってなに?しっかり説明なさい!」
自称神様だけど、見かけは美しくとも少年。
ついつい、上から物申すと
「もう、ボクはこの見かけだけど齢2500歳の立派な神様だよ?萌音なんてボクから見たら赤子だよ?まあ、ボクが頼む立場だから多少は許してあげるけど」
等と言い出す。
「じゃあ、若作りおじいちゃん?」
「素直なのも困りものだね?」
「いひゃい!」
透けてるくせに器用に私の頬をムズっと掴んで引っ張られた。
うん、結構思うがままなのね。
神様だもんな、うん。
とりあえず話を聞かなきゃどうにもならん!
何も分からん!
私は態度を改めて聞くことにした。
「それで、なぜ私は神様の世界でファッション革命しなきゃならないわけ?」
聞くと、待ってましたとばかりに顔をキラキラと輝かせながら言った。
「ボクの容姿からも分かるだろうけれどね、ボクの世界ノルーチェは容姿に恵まれた世界なの。ただね、そんな折角の美形だと言うのにだ!」
力強く言いつつ溜を作る神様。
続きをゴクッと喉を鳴らして待つ私。
一種異様な空気の中告げられたのは思いもよらない言葉だった。