異世界にて、ファッション革命起こします!!
「侯爵令嬢が針仕事を?」
「えぇ、モネは服への発想とそれを形に出来る才能の持ち主ですの。今までに無く斬新でかつ美しいでしょう?」
そう、お母様が言えば
「えぇ、今までに見たことの無い衣装には今日の客人も皆様驚いていたようでしたからね。まさかそれを新たに迎えた養女の貴方が作っていたとは。義姉様が自慢されるのも頷けます」
そう話していると、私の足元に公爵家の令嬢が近付いてきた。
「モネ様、モネ様がこの素敵なドレスを作ったの?」
「えぇ、そうですよ。可愛らしい小さなレディ。お名前を聞いてもいいかしら?」
「アメリア・バーデン。五歳よ」
「アメリア様、もし宜しければアメリア様のドレスを私が作ってもよろしいですか?」
そう問いかければ、アメリア様の表情はパッと明るくなった。
「私のドレスを作ってくれるの?モネ様やシャノン様やイライザ伯母様みたいなドレスを!」
ん?イライザさんを伯母様とな?
ハテナな私にお母様がクスクスと笑いながら教えてくれた。
「バーデン公爵夫人は私の年の離れた妹なのよ。だから、シャノン、リュカ、モネにとってはアメリアは従姉妹になるわ」
なんと、公爵家とも親族なのか!?
貴族社会は繋がってるのね!
「それならば、尚のことアメリア様のドレスを作らせてくださいね!」