異世界にて、ファッション革命起こします!!
あくる日。
今日も良い天気だ。
今日はアメリア様が我が家のお茶会にやってくる。
モネは朝からウキウキとしていた。
実は、今日の日のためにアメリア用に可愛いデイドレスを作っていた。
今日はこの間と同じく親戚という身内のみの和やかなお茶会の予定だ。
数着作ったので、アメリアには着て見せえてもらおうと楽しみにしてた。
その和やか予定があっという間に崩れたのは、アプローチに着いた馬車の紋章を見た執事と、執事からそれを聞いて調理場に駆け込んだメイド長により告げられた一言だった。
「王太子様と王女様もアメリア様と一緒にお越しです!!」
とのメイド長による増えた人とその身分に、仕える侍従やメイドに料理人、ホストのお母様は一気に慌ただしくなった。
「最上級のおもてなしを!私はお出迎えに行きます」
そうして、お淑やかな早足というお母様の凄い特技を駆使してお母様は何食わぬ顔で客人を出迎えた。
途中ですれ違ったキーラに私への伝言を告げて。
「キーラ、モネをきちんと令嬢風に仕上げて連れてきてちょうだい」
「かしこまりました!」
こうして、想定外のお客様を迎えてのシュヴァイネル家のお茶会が始まろうとしていた。