異世界にて、ファッション革命起こします!!
ちなみに今日はとても暖かいので、今日のデイドレスはパフスリーブの半袖。
テーマは白雪姫。
あのドレスを単色で淡いオレンジで作ったのだ。
あのシルエットは綺麗である。
あれをオレンジで、腰に淡い黄色でリボンをつけて。
可愛らしいご令嬢風のドレスになった。
そして、髪はハーフアップに軽くナチュラルメイクもされてすっかりご令嬢になってしまった。
「はい、モネ様!これで立派なご令嬢ですよ!」
「さすが、モネ様のドレス!可愛いです!これで王太子様も喜ばれます!」
そこで、どうして出てきた王太子様?!とギョッとしていると、アガタさんが言う。
「メイドにはメイドの情報網があるんですよ。バーデン公爵家のメイドとうちのメイドは仲良しですしね。」
と、種明かしをされたのだった。
「旦那様が不在を狙い、かつ従姉妹の保護者代理で付き添いでいらしたのでしょう。王太子様もなかなか考えましたね」
マノンさんがサラッと冷静に言ってたのが印象的だった。
さて、そんなこんなで楽しみだったお茶会は逃げ出したいお茶会に変貌を遂げたが、私はホストの家族。
逃げられるわけがない。
ため息を噛み殺しながら、私は何とか表情筋をフル稼働してサロンへと足を踏み入れたのだった。