異世界にて、ファッション革命起こします!!

「キミを見つけた時、このシーンが見えたボクは考えた。キミはこの時間でこの世界の生を終えてしまう。キミのファッションデザイナーになりたいという夢は叶うこと無く終わってしまう」


呆然としながら見つめる先で進む出来事。
私は病院へと搬送されるけれど、その向かう先の病院へと着く前に既に心停止してるようだ。


「そして、ボクは決めた。キミのその才能を発揮しないのは惜しい。だからこの世界の神様と取引をしてね、萌音をボクの世界に貰い受ける事にした」


優しく微笑む神様。
その表情は慈愛そのもの。


「萌音にボクの世界での生をあげる。そこで思う存分キミの大好きな服を作って?それでボクの世界のファッションセンスを上げて美しい人々を更に飾ってあげてよ。ボクは萌音のセンスが好きだからお願いするんだ。その対価がボクの世界での生だよ。どうかな?」


自分の世界での生は21年で何も形にできず終わってしまった。
悔しい。
もっとやりたいことはあったのに。
好きな事を突き詰めてて、私は恋愛すら早々しないまま終わってしまった。
その人生の終わり方に途方に暮れるけれど、この神様は私に神様の世界の生くれると言う。
しかも、好きな事をする事が望まれること。
そんな奇跡あるだろうか?
うまい話にはオチがある。
よくよく話を聞こう…。

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