異世界にて、ファッション革命起こします!!
「エリーザ様。我が家の可愛い新たな娘を紹介しますわ。モネ、こちらは王女エリーザ様よ。ご挨拶なさい」
部屋に入りテーブル側に寄ると、お母様からそう言われた。
「初めましてエリーザ様。モネと申します。よろしくお願い致します」
そう、淑女の礼をして挨拶をすると
「顔をお上げになって?私はエリーザ様よ。モネさんはおいくつかしら?」
「はい、十八歳です」
「まぁ、私達同じ歳ですのね!私は来年には隣国へと嫁ぎますけれど、ぜひ仲良くしてちょうだいな」
とニコニコと告げられた。
その相手はあの王太子様の妹である。
めちゃめちゃな美人だった。
同性なのに微笑まれるとドキドキするとか、初めてだった。
そして、このやり取りをニコニコと見守っている美形様の王太子様。
もう、どーいう空間なんだろ、ここは。
「モネお姉様。急に人数が増えて申し訳ないです」
そう、話し出したアメリア様がしょんぼりしている。
なんて事!!私の困惑顔せいか!?
「お母様が産気づいたので、私と同行出来なくなって…。それを知ったエリーザ様とジュール様が代わりに着いていくと仰ってくださったの。親戚のお家とはいえ、私一人では訪ねられないから…。モネお姉様に会いたかったの」
最後の会いたかったのは、可愛いはにかむ笑顔である。
ズキューンと胸を打たれたのは言うまでもない。