異世界にて、ファッション革命起こします!!
「アメリア様!私もお会い出来て嬉しいです!実はお越しになると決まってからまたアメリア様に服を作っておりましたの!」
私がにこやかに告げるとアメリア様も目を輝かせた。
「あんなに素敵なベルトを頂いたのに、また作ってくださったのですか?」
「ええ。アメリア様が可愛らしいので、ついついあれこれ作りたくなってしまって!キーラ持ってきてくれる?」
今日はこの部屋に控えていたメイド兼お針子キーラに服を持ってくるよう頼む。
「はい、かしこまりました。すぐお持ち致します」
そうして一礼すると、一旦部屋を出たキーラを見送りお茶を飲み一息入れる。
「モネ様はアメリアに服を作ったんですの?」
「ええ、アメリア様が可愛らしくて。着飾りたくなるので、ついつい腕が動いて作ってしまいましたの」
その言葉にうんうんと頷いて、お茶を飲み返事をされる
「アメリアは将来かなりの美人になるもの。この可愛らしい我が従姉妹を着飾らせたい気持ちは分かるわ」
おや、王女様もしや私と似た感じかしら?
そして、王女様はこの国の方々が着ていたズドーンタイプの服は着ていない。
もしや、これは輿入れ先のお国の服かな?と当たりをつけて聞いてみることにする。
「エリーザ様。今日のエリーザ様のドレスもすてきですが、これはヴィーノ王国のデザインではありませんね?」
そう、聞くと輝かんばかりの笑顔で答えてくれた。