異世界にて、ファッション革命起こします!!
「まぁ、そんな礼儀のなってない令嬢がこの夜会に?」
笑顔で言うお母様…。
目が冷え冷えしています…
「ほほう、俺の娘と知っててそれか?」
もはや顔の怖さが頂点です、お父様!
「もちろんですよ?俺が隣に居てですからね?」
にこやかに言ってるけど。
お兄様、もう空気が冷たい!寒い!
「せっかく私が、モネへとお揃いになるよう贈った生地を使った素晴らしいドレスを台無しに?」
エリーザ様、背後が黒くなってます!!
「可笑しいなぁ、僕はかなり周囲にモネを大切だと言ってきたのにな…」
あ、一番怒らせちゃなんない人を…
私は王太子様の表情を見て、私に嫌がらせをした令嬢達に心の中で合掌した。
私も怒ったけど、私以上に怒らせたら怖い人のスイッチを入れてしまったのだ。
この先彼女達は大変だろうと予測できる故に、私はとりあえずもう止められない方々を眺めたのだった。