白岩くんなんて好きにならないから!!
あとがき
私の名前は黒咲美麗。
・高校1年生
・趣味は特になし
・特技も特になし
・恋愛にも興味なし
こんな普通な私がこんな学校に入学するなんて思っても見なかった。

私が入学したのは名門中の名門校、華園学園だった。

入学を決めた理由は私の両親が海外に転勤になってしまい私、1人が日本に残ることになった。

ママは一人っ子の私を1人にするのが心配でママの母校、華園学園にはママの知り合いがいるので安心して海外に行けるという理由から入学することになった。

だけど、入学して一週間がたった今私は既にこの学園にはついていけない。

この学園は超有名なだけあって芸能人の出身校だったり知らない人などいない学園、でもこの学園には恐ろしい組織と言ってもいいくらいの生徒会がある。

生徒会が恐ろしい?なんて思っちゃうけど、うちの学園では恐ろしい…

通称『KING』なんて呼ばれてる。
KINGはスポーツ万能な宇野煇(ヒカル)、有名な武道家の息子である平坂風磨(フウマ)、モデルやタレントとして盛大な人気を得る沖野日向(ヒナタ)そして、リーダーとしても学園1のイケメンと言われる白岩遥希(ハルキ)4人が学園全体を支配しているような生徒会と言う名の組織。

けどそう思ってるのは私だけで、KINGを一目見ようと他校からもファンクラブなど作るほどの有名人たち。

私みたいなのはこの学園は本当に居心地の悪い場所でしかないのだ。

ただ3年間だけ地味に静かに暮らそうなんて考えてた私はいつしか消え去っていた…
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