白岩くんなんて好きにならないから！！

ー出会いー

私のクラスは、1年B組。うちの学園のクラス分けは少し変わってて成績順でA〜Eの5クラスある。私は入学する前のテストがそこそこ良かったみたいでBクラスって言われた時は嬉しかった。

『みれーい！おっはよーぉ！』

「お、おはよ！」

私の唯一の頼りでもある友達の川崎希（ノン）ちゃんはとにかく見た目も性格も文句なしの誰からも愛されキャラ！

『今日からあの人たち来るらしいよ？』

「あの人たち…？」

『美麗しらないの？KINGよ！KING！』

「知らないよ〜？」

『あんたこの学園にいるのに知らないって…』

「…なんかごめんね。」

『謝んないで！今から見に行くから！』

「え？のんちゃん！待って…」

強引に、のんちゃんに引っ張られてしまい…門に近づくにつれて人が溢れかえっていた。え？どして。って思ったけどそこは人・人・人でそんなこと言ってられなかった。

『美麗！見てKINGよぉ〜』

キャァーーーーーー！！？！！

え？なに？なに？なんでこんな黄色い歓声が聞こえるの？！

ドンッ！ えっ…？

痛くない？つぶってた目を開けるとそこには…KINGって言われる人に支えられていた。