その先へ
「オレは...」
しばらく無言になった二人の間に、弱々しい奏斗の声が響く。
「オレは、円香が好きだよ。今、今この瞬間好きなんだ」
私も弱く笑い『ありがと』と答える。
「今!今お互いに好きなんだぞ?なのに、先のこと考えて別れるなんておかしいだろ?好きなのに、何で別れなきゃいけないんだよ!」
意外だった。
奏斗がこんなに別れを拒むだなんて思っていなかった。
私は愛されてるんだな、だなんて場違いなことを考えてしまった。
「好きだからだよ?」
「えっ...?」
「好きだから。好きなうちに終わりにしたいの」
「なんだよそれ?意味わかんないよ...」
イライラしてくる奏斗。反対に私は冷静で
「だって奏斗、いつか私とも終わるつもりでしょ?」
「...!?」
「奏斗は男女はいつか終わるって思ってる。気持ちが変わるって。だから結婚するつもりがない。それって、私の気持ちを信じてない。奏斗の気持ちも信じてない」
「それはっ...」
しばらく無言になった二人の間に、弱々しい奏斗の声が響く。
「オレは、円香が好きだよ。今、今この瞬間好きなんだ」
私も弱く笑い『ありがと』と答える。
「今!今お互いに好きなんだぞ?なのに、先のこと考えて別れるなんておかしいだろ?好きなのに、何で別れなきゃいけないんだよ!」
意外だった。
奏斗がこんなに別れを拒むだなんて思っていなかった。
私は愛されてるんだな、だなんて場違いなことを考えてしまった。
「好きだからだよ?」
「えっ...?」
「好きだから。好きなうちに終わりにしたいの」
「なんだよそれ?意味わかんないよ...」
イライラしてくる奏斗。反対に私は冷静で
「だって奏斗、いつか私とも終わるつもりでしょ?」
「...!?」
「奏斗は男女はいつか終わるって思ってる。気持ちが変わるって。だから結婚するつもりがない。それって、私の気持ちを信じてない。奏斗の気持ちも信じてない」
「それはっ...」