その先へ
「一度さー、ちゃんと話したほうがいいと思うよ?」
奏斗が休日出勤をした土曜日。私は久々に友人の輝乃とランチにきていた。奏斗と同じく、輝乃もサークルで出会った友人だ。1年前に結婚し、今はお腹に赤ちゃんがいる。
「でも、何て言えばいいの?」
「結婚するつもりあるの?って聞けばいいじゃない」
「...聞けないよ...」
「何でよ?7年も付き合って、一緒に暮らしてて何で遠慮してんの」
呆れた顔をする輝乃に私は首をすぼめる。
「だって...怖いじゃない...」
「何が?」
「結婚するつもりあるの?って聞いて、ないって言われたら?私どうすればいい?」
そうだ。怖いのだ。
未だに何も言ってくれない奏斗に、期待ばかりしてはがっかりしてしまう私は自信がなくなってしまって。
結婚するつもりがない、と言われたらどうすればいいのか、何事もなくその後生活ができるのか、よくわからなかった。
奏斗が休日出勤をした土曜日。私は久々に友人の輝乃とランチにきていた。奏斗と同じく、輝乃もサークルで出会った友人だ。1年前に結婚し、今はお腹に赤ちゃんがいる。
「でも、何て言えばいいの?」
「結婚するつもりあるの?って聞けばいいじゃない」
「...聞けないよ...」
「何でよ?7年も付き合って、一緒に暮らしてて何で遠慮してんの」
呆れた顔をする輝乃に私は首をすぼめる。
「だって...怖いじゃない...」
「何が?」
「結婚するつもりあるの?って聞いて、ないって言われたら?私どうすればいい?」
そうだ。怖いのだ。
未だに何も言ってくれない奏斗に、期待ばかりしてはがっかりしてしまう私は自信がなくなってしまって。
結婚するつもりがない、と言われたらどうすればいいのか、何事もなくその後生活ができるのか、よくわからなかった。