ある日突然!?
いや、組長を。



顔付きや纏うオーラが変わった。



祖父は廊下を歩き始め、私達3人も着いていく。



そんな歩きながら、祖父は話し出した。



「ワシが無足だと言ったのは、青龍の現姫の伊東亜夢が居たからじゃ」



っ!



伊東。伊東組。



「伊東亜夢の両親が組長をする、伊東組という異端の組があってな。それは、簡単に言うと犯罪ばかりする組なんじゃ。そして。最近月詠の回りに居るのも、その伊東の者じゃ。組員に張らせたら最終的には伊東組へと帰っていったわ」



詳しく言えば主に誘拐やリンチが多いが、組員達は薬をヤっており、

噂だが人身、臓器売買等や、その密輸なんかにも含有してるとか。



それ以外にも、最近は繁華街なんかでも名が知れており、大分威張ったり権力を振り回してる上、

女子供にも、仕舞いには老人や無力な一般人といった手を上げ、酷い場合は金属バットやらで殴る始末。



しかも、最近はレイプなんかにも含有している。



簡単に言うと、最低ながらも勢力を伸ばしつつある異端の組。



「そんなっ」



「もしかして、月詠家や、律君達を狙って?」



「おそらくは」



驚愕したらしい義父。冷静な質問をする母。



それに、組長は静かに答えた。



「でも、確かに言われてみれば、さっきも泣いてたはずなのに笑ってた………」



「それに、何だか演技してるみたいな気もするわ」



そう言い青ざめる2人。



と、祖父は一定の距離を進んだからか、結構な距離を進んでから来た道を引き返し始めた。

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