ある日突然!?
「父……さん」
入って来たのは、ワゴンを押した義父だった。
「律!大丈夫!?」
「う……うん」
「とにかく、夕食は一口でも良いから食べて!」
ワゴンを押して入って来た義父は慌てていて、私を発見するとハッとした様子で言った。
「ゴっ、ゴメンっ!……邪魔しちゃった?」
「いえ」
「/////」
「あ………えと……、うーん………。とにかく、夕食持ってきたんだけど」
「食べさせます」
「ありがとう、雪香ちゃん。今日は温かいうどんと白粥だよ」
そう言い2つとも鍋のまま渡され、分けてないんだと思っていると、
察したらしく、申し訳なさそうに義父は言った。
「ごめんね。その、2人がどれくらいの量食べるかとかあんまり把握出来てないから、
多めに作ったんだけど………」
「いえ。作って持ってきてもらっただけで充分です」
「そんな事無いよ。僕達はもう、家族なんだから」
家族………か。
「じゃあ、また取りに来るから。律、しっかり休むんだよ。雪香さんも、宜しくお願いします」
「はい」
ーガチャ……パタン
家族の割にはちゃん付けかさん付けで、敬語で、
私は義父としてそれ以上でもそれ以下としても見てないんだけどな。
父さんとでも呼べば良いんだろうか。
そうしたら、少しは月詠と白雪の溝を埋める事が………。
雪路と雪希がこの家で暮らす事が、出来るようになるのでは無いだろうか。
ーギュッ
退室した義父の出て行った扉を見ていると、メイド服の少し開いた袖を律に掴まれた。
「律?」
「………」
そっぽを向いたままの律。
入って来たのは、ワゴンを押した義父だった。
「律!大丈夫!?」
「う……うん」
「とにかく、夕食は一口でも良いから食べて!」
ワゴンを押して入って来た義父は慌てていて、私を発見するとハッとした様子で言った。
「ゴっ、ゴメンっ!……邪魔しちゃった?」
「いえ」
「/////」
「あ………えと……、うーん………。とにかく、夕食持ってきたんだけど」
「食べさせます」
「ありがとう、雪香ちゃん。今日は温かいうどんと白粥だよ」
そう言い2つとも鍋のまま渡され、分けてないんだと思っていると、
察したらしく、申し訳なさそうに義父は言った。
「ごめんね。その、2人がどれくらいの量食べるかとかあんまり把握出来てないから、
多めに作ったんだけど………」
「いえ。作って持ってきてもらっただけで充分です」
「そんな事無いよ。僕達はもう、家族なんだから」
家族………か。
「じゃあ、また取りに来るから。律、しっかり休むんだよ。雪香さんも、宜しくお願いします」
「はい」
ーガチャ……パタン
家族の割にはちゃん付けかさん付けで、敬語で、
私は義父としてそれ以上でもそれ以下としても見てないんだけどな。
父さんとでも呼べば良いんだろうか。
そうしたら、少しは月詠と白雪の溝を埋める事が………。
雪路と雪希がこの家で暮らす事が、出来るようになるのでは無いだろうか。
ーギュッ
退室した義父の出て行った扉を見ていると、メイド服の少し開いた袖を律に掴まれた。
「律?」
「………」
そっぽを向いたままの律。