ある日突然!?
三章

青龍倉庫

あれから5日が経った。



夕食を終えた後、

律は満腹になり眠り、私はその後も傍で付き添って看病を続けた。



5日目の朝。休日だ。



只今私は晒や変装具は勿論、

白のタンクトップ、緩い黒の足元まである上着にスキニーパンツ姿で、

律の護衛として青龍倉庫の幹部室に居た。



だがやはり思う。



青龍倉庫内なら私要らなく無いか?と。



今居るのは亜夢と月夜、颯天以外の、律、瑠樹、玲だ。



「律ホント大丈夫?」



「もうそれ5回目だよ?大丈夫。あれだけ休んだんだし」



嘘付け。

3日目から溜めてたらしい書類に追われてたくせに。



言わないが、違うソファーの上からそう思った。



夏の暑さも出て来て、倉庫内はクーラーガンガンで涼しい。



その中で何故、そう何故私はこんな状況になってるのか。



遡る事、ほんの少し前。

そう、瑠樹が1度目の「大丈夫?」を言ってすぐだった。



幹部室の入口で瑠樹に肩を掴まれ苦笑する律を見ながら、

幹部室の入口の扉を閉めてすぐ。



玲に手招きをされる。



「大丈夫?ホント?」



「大丈夫大丈夫」



長引きそうだな。



玲はそれが分かって座れとでも言ってるんだろう。



目を瞑った作り笑いは朝からずっと浮かべてる為変わりなく、

そのまま空いてるソファーに座ろうか。



どれに座ろうかなんて思ってると。



ーグイッ



は?



ーストン



見事に腕を引かれ、ソファーに座る玲の隣に座らされてしまった。



「え?」



「どうしたの律って、え」


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