極甘同居~クールな御曹司に独占されました~
寝室で一人反省会をしたあと、謝ろうと勇気を出してリビングに行ってみたけれど、彼はバスルームにいるようだった。
耳を澄ませると、かすかに水音が聞こえてくる。


数日ぶりに顔を合わせても、これだ。


〝柚希から距離を詰めなきゃ〟


「色んな意味で、無理だって……」


こんなハイレベルな男、要らない。
すべてを持っている男なんて、私には太刀打ちできない。
最も避けたい人種なのに。


この不釣り合いな同居はいつまで続くのだろう?


広々として静かなリビングで立ち尽くしながら、溜息をついた。



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