極甘同居~クールな御曹司に独占されました~
担当しているラインではないので幾分手間取ったけれど、幸い原因はすぐにわかった。
それでも何とか状態を安定させ、クリーンルームを出たのは夜の十一時を過ぎていた。

これで応急処置にはなっただろう。

明日の朝に担当者がわかるよう、細かい改善経過を文書にまとめると、私はようやく会社を出た。
さすがにもうメークする気力はない。


帰宅すると、先に帰宅してリビングにいた高梨さんへの挨拶もそこそこに、真っ先にバスルームに向かった。

久々の素顔を見られたくないし、疲れを落として早くベッドに入りたい。

鏡を見ると、目の下にクマも出来ていた。ここのところの睡眠不足が原因だろう。







< 200 / 365 >

この作品をシェア

pagetop