極甘同居~クールな御曹司に独占されました~
「柚希の目……可愛い」


囁きと同時に彼は身を屈め、両の瞼にキスをした。
続いて唇が重なり、全身に彼の重みがかかってくる。

貪るように激しくなったキスは瞬く間に私から一切の思考を奪った。


「ずっと、欲しかった」


〝ずっと〟って、いつから……?

尋ねる間も息をする間も与えられずにキスを受けるうち、気づけば私のブラウスはもうボタンが全部外されていた。
彼の手がブラウスを抜き取り、首筋から鎖骨をなぞって下へと進む。

身体の中から焦げてしまいそうになり、熱を逃がそうと浅い呼吸を繰り返した。


レースの上から胸を包んでいた手が中に滑り込んできた時、思わず私は少し身を固くしてしまった。




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