極甘同居~クールな御曹司に独占されました~
「夕べ、俺がどれだけ熱くなってたか、わかったか?」


端正な目でじっと見つめられ、頷いた。
昨夜のことを鮮明に思い出すと、顔と身体が熱くなる。


「可愛かった。すごく貴重なものを抱いてるんだと思った」


その声はとても優しく、真剣だった。


「……白状すると、我を失いかけた。痛かったんじゃないかという意味では後悔してる」


「そんなことないです」


それを聞いて私は慌てて首を横に振った。


「すごく、あの……すごく……」


優しくて、情熱的で、私こそ我を忘れて声をあげてしまったぐらいだ。
でもそんなことは恥ずかしくて伝えられない。


「すごく、何?」


途端に彼は意地悪な表情になり、私をからかってくる。


「言えません」


彼は笑い、大きく息を吐いて、そっと屈んで啄むようなキスを降らせてくる。






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